大型犬咬傷事件に思う

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昨日11日 福岡県で4歳の男の子が大型犬2頭に全身を咬まれ死亡した。。。という事件について
もう、みなさん ご存知のことと思います。
亡くなられた男の子 そして そのご家族の方の心中を思うに
胸が痛み 心よりご冥福を祈るばかりです。

そして その大型犬の2頭が ロットワイラーと秋田犬だったということに
やはり 心を痛めざるを得ません。
同じ秋田犬を飼うものとして 今まで以上に気を引き締め 決してこのような 
悲しい事件事故が起きないように 注意しなければならないと 自身を戒めた次第です。


ロットワイラーも 秋田犬もその犬が どんなに 穏やかな優しい性格で大人しい犬であったとしても
大型犬であり 力も強く 歯は鋭く 咬む力は強い。。。という事実を決して忘れてはならないことです。

どのような状況で事故が起きたにせよ それは犬を管理しているものの責任であることに間違いはなく
犬自身の責任とは 言い難いものの このような事件を起こしてしまっては
当の犬たちの処分も免れないでしょう。
そして 非難を承知で言わせていただくなら
この事件が 今後の秋田犬を取り巻く状況をさらに 厳しいものするのでは。。。という危惧を持ち
そういうことにならないことを 願うばかりです。

秋田犬を飼った経験のある方のほとんどが 「秋田犬は 飼いやすい」と言われます。
「また 犬を飼うなら 絶対秋田犬」と多くの方が言われるくらい 秋田犬に惚れてしまいます。
我が家も また 秋田犬にぞっこんになってしまった犬飼い一家のはしくれです。
それほど 秋田犬は 家族には忠実であり 優しく寛容で忍耐強く おまけに天然でずっこけで・・・
魅力ある犬なのです。

それなのに 一方では「秋田犬は危険」というイメージがどうしてもぬぐいきれないのも事実です。
過去に 「闘犬」として育てられたことや マタギの犬として クマとも戦えるほどの鋭い牙をもっていること
や 家族以外にはたやすく心を許さず 無愛想で 初めて会った人に愛嬌をふりまくなどという
器用なことは出来ない上に 言葉少なく(むやみに吠えたりしない) 変なところで頑固で 誇り高い。。。
などなどetc... 同じ大型犬でも ゴールデンやラブラドールとは違い 
一般には 受け入れ難く理解されない面が多いのかも知れません。


大和も飛鳥丸も シャンプーは お店でしてもらうことが多いですが
大型犬はOKでも 秋田犬は お断り 「秋田犬のシャンプーなんか出来ません」
という店も珍しくありません。
ドッグカフェも 
犬と一緒に泊まれる宿でも 大型犬は OKだけど
秋田犬は NGなんていうこともざらです。

ドッグホテルも 大型犬でも預かりますが 秋田犬は 預かれませんとか
別料金をいただきます。。。なんて言うことも多々。。。

そんな 環境の中で秋田犬を受け入れてもらえるように 
秋田犬の良さを世間の人に理解してもらえるように 願い努力している秋田犬飼いが
増えつつある今 このような事件が起こってしまったことに
非常に残念な思いが強いのも事実ですが
もっと切実な問題があります。

ご存知のように 大和も飛鳥丸も愛護センター経由で我が家にやってきた
いわゆる「保護犬」ですが
全国でも 秋田犬が愛護センターの「譲渡可能な犬」の候補になるのは極めて「稀」なことなのです。
不勉強で はっきりどこの自治体とは言えませんが
「秋田犬」というだけで 譲渡の対象にならず 殺処分されてしまっている「秋田犬」が
どれほどいるのか・・・
「秋田犬」と言うだけで 生きるチャンスさえ与えられないという 現実があるのです。

茨城県では 「特定犬」という 危険犬種に 秋田犬は 指定されています。
秋田犬を飼うには 鋼鉄製の「檻」中で鋼鉄製の鎖につなぎ
頑丈な鍵をかけることを義務づけられているそうです。

様々な保護に携わる方たちの努力で 秋田犬であっても 譲渡候補になるチャンスを与えてくれる
自治体もずいぶん増えてきたように思います。
この流れを止めないためにも 秋田犬の保護親となった私たちの責任は 重大です。


大和と飛鳥丸は よくプロレスをします。その様子は知らない人が見たら青ざめるほど
激しいものです。
けれども どんなに激しくプロレスをしても 大和も飛鳥丸も傷を負ったことは ありません。
それは お互い 犬同士だからです。
毛に覆われ 強靭で柔軟な筋肉に覆われ やわな人間とは大違いです。
大和と飛鳥丸がプロレスをしている時 どんなに「遊び」であっても
私は決して 「手」を出しません。
かすかに 歯が当たっただけでも 私の皮膚は破れ 血が出てしまうでしょう。

プロレスをしている最中に 私は決して どちらかに肩入れすることはありません。
一方的にやられているように見えても 彼らは彼らなりのルールがあり 相手を傷つけないように
距離とバランスをを取っているからであり そのバランスが崩れた時が 
却って危険だと思っているからです。

プロレスを止めさせたいときには 大きな声よりも むしろ低い声で 毅然と 「止めなさい」と言うだけです。

が、 ヒートアップしてくると自ら 終了させ クールダウンさせているのがほとんどで
そんなところは 人間の子供よりも賢いと感じるくらいです。
彼らも 私の存在を常に意識しており 確かめたわけではありませんが
私が不在の時には おそらく プロレスはしていないでしょう。


それほど お互いを傷つけないように気を遣いながらしているプロレスですが
その様子は いわゆる「狩り」そのものです。

4歳の男の子が 顔と首を多数咬まれていたとありましたが よくわかります。

まず 足を狙います。
足を狙い 相手を転がせます。
次に 顔や耳を咬み 相手の顔が上を向いたところで
がっちり 首根っこを押さえこみます。

でも、これは 彼らの 「遊び」なのです。
犬同士の遊びなのです。

人と犬

違う種であることを肝に銘じつつ これからも共に生きていきたい。

と私は 思っています。 

最後に 犬2頭に 咬まれて亡くなった男の子
どれほど怖くて 痛くて 辛かったことでしょうか。。。

心より 深く 哀悼の想いを込め ご冥福を祈りたいと思います。



写真は 大和兄ちゃんのマネをして 教えなくても ドッグダンスの
「タップ」が出来るようになって 嬉しそうな 飛鳥丸君

この笑顔を 「秋田犬」というだけで 抹殺出来ますか?
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by yamato_01w | 2009-10-12 17:04 | その他  

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