ハナミズキの下で

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「ハナミズキ」

今 映画の宣伝で 毎日のようにテレビから流れてきますね。
千葉の我が家のシンボルツリーも
「ハナミズキ」でした。
ただし 白い花の方ですが。。。

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その ハナミズキの下においた ガーデンテーブルが
ぷりんのお気に入りの場所でした。
よい季節には そこでぷりんと2人で ゆっくり流れる時間を楽しんだものです。





ハナミズキの花は (正確に言えば アジサイと同じように「ガク」の部分なのですが)
さくらと同じように まず 花が咲くのです。
そして はらはらと花びらが散り始めると 青葉が出てくるのです。
そして 新緑の美しくなる頃には 太陽の日射しを避けて影を作ってくるのです。

花はやがて 赤い実になり 
秋が深まるころ 葉が散ってしまうと
赤い実が花のように いっぱいになり
それを求めて 小鳥たちがやってくる。

ぷりんがリンパ腫になり 抗がん治療が始まりました。
抗がん治療は 順調に進み 大きな副作用も見られず
1クールで 完全寛解(がんの症状が消えること)を迎えることが出来ました。

ぷりんは 元気で 以前と同じように私との散歩を
楽しむことが出来るようになりました。
また一緒に 季節を楽しむ毎日に
私は うっかり このまま がんは消えてしまうのでは。。。
と 奇跡を願うようになっていました。

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2005年の春のさくらも ぷりんと一緒に楽しむことが出来ました。
さくらが散り ハナミズキの花が満開になり そして 新緑を楽しむころ

私は迷いながら 初めて「デジタル一眼レフ」を買ったのです。
犬を飼い 写真を撮ると 誰もが「一眼レフ欲しいな」と思うようになりますよね。
私も 欲しい。。。でも、高い。。。とずっと迷っていました。
でも、ぷりんが寛解を迎え思い切って買った
一眼レフ

季節はすぐに 夏になり
大事を取って お散歩も短めに切り上げ
秋を楽しみに ぷりんの体力回復に努めていたころ

初めての発作が起こったのです。


毎日発作との闘いに 一眼レフは忘れ去られ テレビの横でほこりをかぶっていました。

ぷりんに残された時間が短いことが
どうにも
動かしがたいことが分かった時

活躍の場を失った一眼レフがそこにありました。

ぷりんを写す為に買ったのに。。。。


その日から ぷりんを一眼レフで撮り始めたのです。

ファインダーを覗いていると 涙がにじんで着てしまうけど

そこにいるぷりんを
今 私が出来うる限りの想いを込めて

撮り続けたのです。
それをブログにUPして
いつも応援してくれるお友達に
見てもらう


最後にぷりんと外の空気を楽しんだのも
ハナミズキの下でした。


最後に撮ったぷりんの写真


「ぷりんのkiseki」
2005年10月21日






ぷりんの闘病生活で一番つらかったのは

かかりつけの先生と相談して
「明日から点滴をしない」と決めた夕方
家族にぷりんを頼んで 近くのスーパーに買い物に行った時

急いで帰らなきゃという思いばかりで 無意識で選んだ買い物かご
ふと見ると ぷりんが
「これなら食べられるか これだったら食べられるかも」
と食材ばかり。。。

一瞬 周りがすべて真っ暗になり 私だけ取り残されたような気がしました。

買い物かごから商品棚に戻しながら どうしても止めることのできない涙を
他人に悟られないようにするのに苦労しました。

その日は日曜日家族連れの楽しげな笑い声から逃げるように車に戻った
その時
5階の駐車場から 
夕日に染まった「富士山」が見えました。
今までに見たこともないような

綺麗な富士山


今も カメラのファインダーを覗いていると
ぷりんの息使いが感じられるようです。

「お母さん 相変わらず下手だね」って(笑)

でも、ろくに趣味もなかった私に

犬と暮らさなくなってからの楽しみを見つけてくれたのも
ぷりん


あなたは 今もお母さんのことを心配してくれているんだよね。

ありがとう。。。。


これが
私とぷりんの 「ハナミズキ」
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by yamato_01w | 2010-08-28 17:09 | ぷりんのこと  

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